時間は緊張感をもって使うべき
みなさんこんにちは!
本日も読んでくださいましてありがとうございます。
コロナウイルスによる自粛のせいで、たくさん時間ができてしまって、暇だという人は多いのではないでしょうか?
その、できてしまった時間を、どのように使うかで、コロナ収束後の世界で活躍できるかどうか、少し左右されてしまうと思います。
一方、ロバート・キヨサキさんが書いた「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだこと、ありますでしょうか?
この「金持ち父さん貧乏父さん」における、金持ちと貧乏人を分ける一つの要因は、お金の使い方にありました。
この「お金の使い方」は、将来の自分にとって大幅にプラスとなるような時間の使い方ができる人と、そうでない人を分ける要因に、通ずるところがあると思います。
金持ちと貧乏人を分ける要因も詳しく説明しますから、「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだことのない方も安心してください。
今回は、「金持ち父さん貧乏父さん」の金持ちと貧乏人を分ける一つの要因と、時間をうまく使うことができる人とできない人を分ける一つのある要因の類似点を思索したいと思います。
- 「金持ち父さん貧乏父さん」の金持ちと貧乏人
- 「金持ち父さん貧乏父さん」の資産と負債
- 金持ちと貧乏人のお金の使い方
- 時間の使い方がうまい人と下手な人
- できてしまった時間を自分ために使うか、他人のために使うか
- 時間を将来プラスになることに使う
- 成長して得られた時間を、さらに自己に投資する
- コロナ禍で時間ができた人は今こそ、やってみたかったことを始めてみよう
「金持ち父さん貧乏父さん」の金持ちと貧乏人
この本を最近読みました。
世の中には、いつも生活がギリギリの人もいれば、お金に困ることなく悠々自適に暮らしている人もいます。
そして、それには学歴は関係ありません。
「金持ち父さん貧乏父さん」では、前者を金持ち、後者を貧乏人と呼んでいます。
つまり、東大を出て一流企業に就職して出世したような人であったそしても、常に生活がカツカツの人であれば貧乏人で、高校さえ出ていない人間であっても、自分のビジネスで資産を築いて何も不自由なく生活していたりする人ならば、金持ちです。
どうして、学歴関係なしに、個人個人のお金の余裕さに大きな違いが表れてくるのかを説明してくれる本が、「金持ち父さん貧乏父さん」です。
「金持ち父さん貧乏父さん」の資産と負債
そこで、僕が一番印象に残ったところが、資産と負債の違いです。
この本での資産と負債は、会計的な資産と負債とは少し意味合いが異なります。
簡単に言えば、資産は、持ってるだけで収益をもたらし、負債は、持ってるだけでお金がかかってしまうものです。
ロバート・キヨサキさんは、貧乏人は資産と負債の違いが分かっていないと書いていました。
具体的に言うと、例えばマイホームは、一般的に資産と呼ばれています。
しかし、住宅ローンに利子がかかったり、固定資産税がかかったり、あるいは時間がたてば維持・修繕費もかかります。
つまり、持ってるだけでお金がかかってしまいますから、負債ということになります。
では、資産の例は何かというと、株式、債券、不動産といった、持ってるだけで収益をもたらすものです。
また、本のような著作物も、一回作ってしまったら、あとは買われるたびにお金が入ってきますから、資産の部類です。
そう考えると、今の時代では、ブログやユーチューブチャンネルも、広告収入をもたらすことがありますから、立派な資産ですね。
金持ちと貧乏人のお金の使い方
ロバート・キヨサキさんが述べた、金持ちと貧乏人の違いに、
金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を買う
というのがありました。
詳しく言いますと、収入が増えたとき、金持ちはその増えた分を贅沢等に回さず、資産への投資に使います。
そしてその資産が収益をもたらしたら、その収益もさらに資産へ投資します。
やがて、資産からの収益だけでも生活していくことができるようになった段階で、やっと大きな家や高級車を買います。
それに使ったお金は、すぐに資産から回収できるので、お金に困らないわけです。
一方、貧乏人は収入が増えたら、すぐに贅沢に回し、また家や車のローンを借ります。
一流企業に就職して出世して高給取りになっても、その分負債を持つ量や、贅沢に回るお金も増えるので、支出が増え、常に生活がギリギリになるのです。
時間の使い方がうまい人と下手な人
最近、ホリエモンこと堀江貴文さんの「時間革命」という本を読みました。
この本では、時間には二種類しかないと堀江さんは書いていました。
それは「自分の時間」と「他人の時間」です。
「自分の時間」とは、自分の好きな仕事や、自分にとって学びとなること、将来的にプラスになることをする時間です。
一方で「他人の時間」とは、自分を犠牲にすることで、他人を喜ばせたり、得させたりするような仕事をすることや、自分にとってほぼプラスにならないようなことをする時間のことです。
他人の時間を過ごしているときに、誰が一番得をするかというと、他人です。
堀江さんは、世の中のほとんどの人は、「他人の時間」が占めるウエイトのほうが大きいと言っています。
仕事が嫌だと感じれば、自分にとっては、納得できない額の給料以外は何も得をしません。
一方、自分が我慢することで、喜ぶ他人もいます。
我慢して利益を上げたら、会社の上層部や株主たちが喜びますし、仕事の出来が良かったら顧客も喜びます。
これに加えて、自分も嬉しかったら、その仕事は立派な「自分時間」ですが、世の中の多くのサラリーマンは嬉しい気持ちよりも嫌な気持ちを持つ人の方が多いことでしょう。
従って、その仕事をしている時間は「他人時間」です。
しかし、自分の人生の主役は自分しかいないので、「他人時間」ではなく「自分時間」のほうを充実させるべきだと堀江さんは述べています。
できてしまった時間を自分ために使うか、他人のために使うか
今回のコロナ禍によってできてしまった時間を、「自分時間」に充てるか、「他人時間」にあてるかで、相当質が変わります。
ユーチューブでだらっと動画を見ることを考えましょう。
これは、その時は楽しいかもしれません。
しかし、その動画を見た時間は「自分時間」と言えるのでしょうか?
別の視点で考えてみましょう。
動画を見たことで、動画をアップロードした側の人間に広告宣伝費が入りますし、ユーチューブ側にとっても利益が増えます。
動画が勉強になるものならばともかく、そうでない場合、自分はあまり得しません。
したがって、「他人時間」になるわけです。
自分が楽しかったらいいじゃないか、という意見も聞こえてきそうですが、開発者側は金銭的な収益がもたらされるので、一時の快楽のために時間を使うのはもったいないと僕は考えています。
SNSも然りです。
SNSに投稿するためにかかる時間も、本当に自分のためになるのかは考えておくべきです。
インスタグラムでは、フォロワー数が1万人を超えたら広告を載せることができるみたいですが、1万人を超えるまでに膨大な時間がかかります。
一方で、みんながSNSに投稿すればするほど、SNSサイト側が載せることができる広告は増えます。
サイト側は儲かるのです。
私たちがSNSに投稿すればするほど、サイト側は儲かるという構図なんです。
にもかかわらず、私たちには何も報酬は与えられません。
ドイツの哲学者、マルクス・ガブリエルは、これを立派な「無賃労働」と述べられていました。
時間を将来プラスになることに使う
一方、できてしまった時間を、将来プラスになることに使うのは、立派な「自分時間」だと言えます。
本を読んだり、仕事を効率化するために勉強したりするのは、将来プラスになる時間の使い方です。
また、自分の好きなことや趣味で、副業をしてみるのも良いです。
投資などの勉強もいいと思います。
それこそ、「資産」への投資です。
時間を今のちょっとしたな楽しみに使うのか、それともそれを我慢して、自己投資して、将来の大きな楽しみのために取っておくのか、よく考えて時間を使うべきです。
成長して得られた時間を、さらに自己に投資する
僕がブログを始めた理由は、コロナウイルス拡大に伴って大学が休みになったことに加えて、バイトも自粛したために時間ができて、兼ねてから興味があったので始めてみました。
もともと僕は週20時間近く働いていました。
たしかに、バイトはやらなくなりましたので、正直金銭的な面では厳しいです。
しかし、こうやってブログ記事を書くことは、とても良い経験になります。
自分で考えた物事を書くことができるスキルは、時給1000円のアルバイトでは身に付きません。
一時間1000円で働くよりも、こうしてブログを書き続けるほうが、価値が高いと思うようになりました。
おそらく、コロナウイルスが収束しても、以前のように週20時間近く働くことはなく、もっと自分が成長できるようなことに時間を割き続けると思います。
話を戻します。
成長して、余裕ができたとき、その余裕を一時の娯楽に使う人は、一流にはなれません。
一流は、その時間をさらに自己投資に使うのです。
そうして、自分の「資産」を築きます。
その「資産」もまた、お金と時間の余裕をもたらし、やがてほとんどの収益は「資産」から入るようになり、時間は堀江さんの言う「自分時間」だけで埋め尽くされるようになります。
その循環こそが、「金持ち父さん貧乏父さん」の言う、金持ちのお金の使い方のパターンそのものに似ています。
「金持ち父さん貧乏父さん」によると、お金を資産に使えば使うほど、資産は増えてさらにたくさんの収益をもたらします。
そして僕が考えるには、時間もまた自分にとっての「資産」に使う、、すなわち本を読んだり、仕事を効率化するために勉強したり、自分の好きなことや趣味で、副業をしてみたりすると、それはやがて大きな収益と時間の余裕をもたらします。
そのため、一貫して空き時間を「資産」に投資し続けることが大切になります。
コロナ禍で時間ができた人は今こそ、やってみたかったことを始めてみよう
かつては気になっていたが、なかなか時間がなくてできなかったことは、今こそ初めてみるチャンスです。
新しいことを始めることこそ、最高の自己投資です。
せっかくできた時間を、後悔しないようにすごしてみましょう。
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今回も読んでくださいましてありがとうございました。
有料ニュースを読むかどうか迷ったら、間違いなく読むべきと思う理由
みなさん、こんにちは!
本日も読んでくださいましてありがとうございます。
今回は、様々な情報があふれる現代こそ、有料のニュースを読むべき理由を思索していきたいと思います。
コロナウイルスの自粛のせいで、家でネットサーフィンしたりツイッターでコロナウイルスについて様々な情報を得る人も多いのではないかと思います。
そういう方にこそ、一読する価値のある記事だと思います!
- 情報に価値がなくなった現代
- 無料ニュースサイトのからくり
- 有料ニュースでは、デタラメ記事が排除されやすい
- SNSで最新の情報を常に探るより、次の日の有料ニュースを見たほうが、知識が深まって時間も節約できる
- 無料の情報と有料の情報は、使い分けが肝心
情報に価値がなくなった現代
情報といわれて、何を想像しますか?
新聞やテレビ、ネットのニュースを思いつく人もいれば、投資をかじったことがある人には株価や為替レート、企業の決算も立派な情報です。
これらの情報はどれも、検索したら様々な検索結果が出てきて、すぐに知ることができます。
しかし、インターネットが発達する前、これらの情報をそう簡単に知ることはできませんでした。
つまり、それなりの対価(テレビの契約、新聞の購読、雑誌の購入等)を払わないと手に入れることができませんでした。
対価が必要、つまり、価値があったということです。
しかし、今はどうでしょうか?
インターネットを使うためには、もちろんお金を払わないといけないことに変わりはありませんが、テレビや新聞と比べたら、情報の入手のしやすさが段違いです。
テレビや新聞が与える情報は、受動的で、制約が大きいです(時間帯、読者や視聴者の需要との乖離等)
それに対して、インターネットの情報は能動的です。
何かを知りたくなったら、自分でいつでもすぐに調べることができますし、嫌な情報(殺人事件などのショッキングなもの)は調べなかったらいいだけです。
テレビではよく朝から殺人事件のニュースが流れますが、あれは気分が下がって、最悪一日中のパフォーマンスに影響しかねませんから、本当にやめてほしいですよね。
しかし、ネットニュースだと、「殺」の字が見えた瞬間、目をそらせばいいだけですからね。
また、情報のそもそもの発信者も、できれば多くの人に知ってもらいたいわけですから、すぐにインターネットに掲載します。
そして、検索すればみんながすぐに知れるようになったことで、情報には価値がなくなったのです。
無料ニュースサイトのからくり
しかし、情報がほぼ無料で手に入るようになったのは、いいことばかりではありません。
無料で手に入る情報は、少し元の情報が捻じ曲げられたものや、全くのデタラメもあります。
なぜ、間違った情報が出てくるのでしょうか?
それは、間違った情報を発信する側が、自分の情報が広まってほしいと考え、大衆受けするように捻じ曲げたり、でっちあげたりして、刺激的で印象に残る情報を「作る」からです。
これは、少し炎上商法に似たところがありますね。
逆に言えば、極端な情報や刺激的な情報は、そうでない情報に比べて、間違っている確率が高いのです。
そして、間違った情報を見た人は、それが印象に残るわけですから、他人に拡散します。
こうして、間違った情報が広まるわけです。
会員登録が必要ない無料ニュースサイトが、きちんと利益を上げている理由も、これに似通っています。
無料ニュースのおもな収益源は、記事に載せてある広告からの収入です。
つまり、記事ごとの閲覧者数が増えれば増えるほど、収益が増えるのです。
世の中は残念ながら、中立的なニュースや、和やかなニュースより、極端なものや、刺激的なもののほうが、人々に注目され、読まれやすいです。
つまり、無料ニュースサイトも、刺激的で印象に残りやすい記事を増やせば、それだけ閲覧者数も増え、広告収入も増えます。
例えば、無料ニュースサイトを読んでいて、そこで「2040年代はAI化で職業の8割がなくなり、街は失業者であふれるだろう」というタイトルの記事があるとしましょう。
自分の職業ももしかしたらAI化されて、簡単にリストラされてしまうのではないかと不安がこみあげてくる人が多いと予想できます。
そして気になって、それを読んでしまう。
しかし、先ほど言ったとおり、刺激的な情報は、あえて拡散されるために「作られる」場合が多いのです。
これもまさに、正確な情報を伝えるのではなく、人の心理的な不安を利用して、閲覧者数を稼ぐためでしかない記事である可能性が高いわけです。
もちろん、ニュースサイトの運営側の人たちは、人々に安価でできるだけ正確な情報を届けたいと考える人のほうが多数派であると僕は思います。
しかし現実として、正確でないが、印象に残りやすい情報をもとにしたニュース記事のほうが、閲覧数が多く、収益源になってしまっている実情があるのです。
有料ニュースでは、デタラメ記事が排除されやすい
一方、有料ニュースの収益源は、購読者の直接的な支払ですね。
いわゆる、サブスクリプリョンサービスってやつです。
なぜ、購読者はお金を払うのでしょうか。
それは、きちんとした情報源のニュースを読むことができると信頼しているからであり、ある一種、ブランド力みたいなところもあるからです。
人々の印象に残りやすいが、デタラメしか書かれていない記事ばかりのニュースサイトは、ブランド力が弱くなります。
逆にしっかりした情報源の記事が多いところは、ブランド力が上がります。
そしてブランド力が上がれば、お金を払ってでもしっかりした記事を読みたいと言う人が増えていきます。
有料ニュースサイト側がデタラメな記事を載せ始めたら、契約者数が減って業績が悪くなりますから、そう簡単に間違った情報をもとにしたニュースは載せません。
SNSで最新の情報を常に探るより、次の日の有料ニュースを見たほうが、知識が深まって時間も節約できる
特に日本では、何か非常事態が起きたとき、ツイッターが活発になります。
新しい情報は、すぐにツイッターで出てくるからです。
非常事態時は、人は常に最新状況を知って安心しておきたい生き物です。
その情報源をツイッターにしてる人は、かなり多くいるのではないでしょうか?
しかし、見る側が増えれば、必然的に発信する側の人たちも増えます。
すると、発信する側の人たちの中で、意図的に間違った情報を流す輩も現れます。
また、素人目線で考えられた情報が広まるのも、SNSならよくあることです。
先ほども言ったことと同じく、SNSでも刺激的で印象に残りやすい情報が広まりやすいです。
従って、SNSで仕入れた情報は、いくらそれっぽくても、あまりあてにしないほうがいいです。
それよりかは、朝の有料ニュースで、信頼性のある情報源を基にした良質なニュース記事を読むことで、正しい知識が身に付きますし、またSNSで最新の情報を探す時間もかなり節約できます。
その時間はまた、なにか生産性のあることに使いましょう。
(有用な時間の使い方については、☟の記事で書いています。)
無料の情報と有料の情報は、使い分けが肝心
無料の情報は手に入れやすい半面、信頼性が置けないです。
したがって、僕が考えるには、無料の情報はあくまでもネタとしてとらえておくべきです。
日頃の話のネタとして、無料の情報を活用するのはいいと思います。
印象に残る刺激的な記事を無料ニュースサイトやSNSで読んだとき、冗談を前提として友達などと話してみてもいいかもしれません。
一方、人生の方向性が決められるような大事な選択をしなければならない場面で、ツイッターで検索するのは論外です。
そいうときは本を買いましょう。
また、非常事態が起きた時や、自分にとってかなり関心のある出来事が起きたとき、できればSNSなどではなく、有料のニュースを読んでおいたほうが、身のためになります。
そのため、一つくらいはなにかの新聞社や、ネットメディアの有料ニュースに有料会員登録しておいたほうが良いでしょう。
本日も読んでくださいましてありがとうございました。
コロナで、中国はソ連と同じ轍を踏むか
こんにちは!
本日も読んでくださってありがとうございます。
今回は、コロナが収まった後、中国がどういう対応をとるのか、思索していきたいと思います。
- 中国共産党の隠蔽さえなかったら、ここまで経済は落ちぶれなかった
- チェルノブイリ原発事故の隠ぺいで、情報体制を改めたソ連
- 情報公開が、かえって国民からの不信を買った
- 国家不信が、国家崩壊に
- なぜ共産党には、隠ぺい体質がはびこっているのか
- コロナが収束したら、中国共産党は全世界から責任を追及される
- 世界中からの重圧が中国にのしかかる可能性がある
- 中国が外圧に屈して変化するか、屈せずに孤立するか
中国共産党の隠蔽さえなかったら、ここまで経済は落ちぶれなかった
一部でご存知の方もいるかと思いますが、新型コロナウイルスが武漢で流行り出したのは12月初頭といわれています。
流行り出した当初は、一部の医師たちは、2003年に流行したSARSコロナウイルスによく似たウイルスに感染している患者が発生してることに気づいていました。
しかし、当時の中国共産党の武漢当局が、人々をパニックに陥れないよう、その医師たちを脅迫して口封じさせました。
もしあの時に隠ぺいをせずに、きちんとウイルスの封じ込めができていたら、新型コロナウイルス感染症は世界的なパンデミックにならず、中国の局地的な風土病で収束できたと言う学者もいます。
チェルノブイリ原発事故の隠ぺいで、情報体制を改めたソ連
1985年に当時のソ連のウクライナ共和国で起こったチェルノブイリ原発事故は、当時の世界に激震を与えました。
原子力神話は見直され、それを契機に脱原発を果たした国もあります。
実は、原発事故が起きたことをソ連の上層部が知ったのは、事故が起きた数日後です。
スウェーデンが、ソ連のウクライナ・ベラルーシ方面からの流れてきた大気中に異常な放射線量を検出したのです。
それでスウェーデンがソ連に調査を求めたところ、発覚したのです。
言われるところによると、チェルノブイリ原発事故の話を聞いたウクライナの共産党の人間が、大したことがないと考え、自分の保身のためにあえて上に伝えなかったみたいです。
これをきっかけに、当時のゴルバチョフ書記長は国家存亡の危機が起きても隠ぺいがされないよう、情報が積極的に公開されるようにしました。
ゴルバチョフが推し進めた、ソ連改革のプログラムは二つありましたね。
みなさんも学校で習ったと思います。
ペレストロイカ(再構築)とグラスノスチ(情報公開)です。
よって、グラスノスチはチェルノブイリ事故がきっかけで推し進められました。
情報公開が、かえって国民からの不信を買った
情報公開を推進する際に、ソ連共産党の秘密主義的な体質を改める目的がありました。
それによって、重大な危機が起きたときに隠ぺいされることを防止するとともに、国民に対して共産党のクリーンさをアピールすることも狙いでした。
しかし、公開された情報の中には、共産党の様々な悪事も記されておりました。
そして、ソ連国民は、共産党の酷さをあらためて認識し、かえって国家不信を生み出すことにつながりました。
国家不信が、国家崩壊に
国に裏切られたと実感したら、みなさんはどう感じますか?
民主主義国に住んでいる我々は、選挙で別の党に票を入れたらいいですね。
また、政府の権力もある程度制限されていますので、そもそも政府も全国民が落胆するようなことはできないはずです。
しかし、社会主義国だったソ連ではどうでしょうか?
ソ連社会では、ほとんどのことを共産党が決めていました。
ある程度は希望を出すことが許されていましたが、働いたり住んだりする場所は共産党が決めていました。
学校の教育も共産党が決めたものが中心でした。
つまり、ソ連国民は共産党に頼らざるを得ない社会に生きていたのです。
頼らざるを得ない政党が、自国民に対してさまざまな悪事を働いていたことがわかったとき、多くの国民は絶望するでしょう。
ソ連崩壊の原因として、社会主義経済の限界を挙げる者が多いです。
それももちろん一理がありますが、第二次世界大戦中に国が崩壊しそうになったにもかかわらず、戦前から続いていたスターリン体制が持ちこたえれたことを考えると、経済の限界はただの1要因でしかありません。
それに対して、社会主義国における、国家に対する不信感は、国民の士気を低下させます。
多くの国民は頑張らなくなります。
特に8月クーデターがきっかけとして、ソ連の各構成国で共産党に代わる新しい政治体制を作ろうと多くの人々は決心しました。
結果として、バルト三国やウクライナをはじめとする各構成国が独立宣言を出して、ソ連は消滅しました。
なぜ共産党には、隠ぺい体質がはびこっているのか
チェルノブイリ事故も、武漢でのコロナウイルス発生も隠ぺいされました。
ではなぜ、上のものに知られないように、下のものが隠蔽するのでしょうか?
おそらく、共産党員はみんなが上層部になれるよう出世したいので、自分の管理下で起きた不都合なことを隠してしまう傾向があると思います。
これは共産党だけでなく、誰が政治家になるかがトップ層によって決められる独裁的な国々にも当てはまることです。
民主主義国ならば、隠ぺいがばれたら選挙で落とされるだけですから、日本においてはあまり心配する必要がないかもしれません。
まあ、僕が思うには、挫折や不都合なことに対して、目を背けたり隠したりする人より、それにうまく対処できるような人間のほうが人として良いと思いますけどね。
コロナが収束したら、中国共産党は全世界から責任を追及される
今、世界中でコロナウイルスが蔓延し、各国は感染拡大防止に躍起になっています。
しかし、ある程度収束して、余裕が生まれたらどうなるのでしょうか?
おそらく、世界中で中国に対する損害賠償請求が起こるはずです。
僕は、中国人が悪いとは思っていません。
新型ウイルスが発生する可能性は、世界中のどこでも等しいです。
ただ、一部の者がそれを隠ぺいしたがために、世界中でこの悲劇が起きています。
隠ぺいや口封じをした者は、然るべき処罰を受けるべきであります。
しかし、一部の者に処罰を与えても、中国共産党の隠ぺい体質が変わるかといえば、僕はそう思いません。
何年か後にまた、同じような悲劇が繰り返される可能性もあります。
そうならないためには、共産党の隠ぺい体質そのものを改めることができるような、改革が必要です。
(↓関連記事)
世界中からの重圧が中国にのしかかる可能性がある
これを実現するためには、二つのやり方があります。
一つ目は情報公開、二つ目は民主主義的な体制への転換です。
一つ目のやり方だと、ソ連と同じ道を歩む可能性があります。
ソ連と違って、今の中国は社会主義市場経済で、多くの国民は共産党を意識せずともうまく暮らしていくことができますが、それでも共産党の存在感は大きいです。
情報公開をして国民からの不信を買ったら、少数民族が住む地域で独立運動が激化することは避けられませし、漢民族が住む場所でも一部で民主化を求める声も大きくなります。
二つ目のやり方は、中国共産党が権力を失う可能性があります。
中国共産党はどちらもやりたくないはずです。
しかし、二度とコロナウイルスのような事態が起こらないように、世界中は中国に変化するよう圧力をかけると思います。
中には経済制裁を掛ける国も出てくるかもしれません。
従って、コロナ後の世界では中国は変化せざるを得ないかもしれません。
中国が外圧に屈して変化するか、屈せずに孤立するか
この外圧がよい影響を与えるか、悪い影響を与えるかは、誰にも分りません。
このことについては、またの機会に書いてみようと思います。
とにかく、何かしら大きな変化が中国を待っていることに変わりはありません。
本日も読んでくださいましてありがとうございました。
静岡県はリニア建設に反対しているが、実はかなりの利益を被る理由
みなさん、こんにちは!
本日も読んでくださってありがとうございます
昨今、コロナウイルスの感染拡大がなかなか収まらないので、外出自粛をしている方が多いと思います。
暗いニュースばっかりですが、来る2027年のリニア新幹線の品川ー名古屋間の開業について、考えてみました。
- 待ったをかけた静岡県
- 受益者負担の原則
- 実は静岡県がリニアで一番利益を得ることができるかも
- リニアが開通しても、JR側の利益は増えない
- 受益者負担の原則になっていない
- もう一度受益者負担の原則に立ち返って、民意に左右されない第三者委員会が仲裁すべき
待ったをかけた静岡県
工事が始まってから、建設は順調に進んでいたかと思われていました。
しかし、突然静岡県が、建設に伴う大井川水系の水量の減少が生態系に及ぼす影響の負担をJR東海に求め、静岡県内の工事をストップさせました。
静岡県内の建設状況が今のままだと、リニアは2027年に間に合わないと考えられています。
しかし、JR東海は静岡の声にはなかなか応えません。
この構図は一見、国を味方につけたカネの亡者のJR東海側が、立場が弱く、途中駅さえ建設してもらえない静岡県をいじめているかのように見えます。
そのため、国民の同情が買われて一時期話題となり、JR東海側がバッシングされたこともありました。
さて、本当に100パーセントJRが悪いのか、思索していきたいと思います。
受益者負担の原則
公共事業では、様々な企業だけでなく、国やその地域の自治体も関わります。
公共事業を行おうとするときには、誰がどれだけ負担すべきかがよく議論されます。
そして、よりたくさん利益を被る者が、より多く負担します。
高速道路を例にあげましょう。
新東名高速が開通したら、誰が一番得をするのでしょうか。
国か、高速道路が通る地元自治体か。
もちろん、国ですね。
新東名高速を使うであろう多くの自動車は、地元の車よりも、全国から乗り入れてくる自動車のほうが多いことが想定さていれます。
そのため、全国の国民の税金を財源として、建設費の多くが負担されます。
もちろん、地元自治体もいくらか利益を被りますので、いくらかは負担はしますが、やはり国からの出資が大半になります。
一方、日本で一番渋滞を生み出している高速道路をご存知ですか?
阪神高速の神戸線です。
渋滞する神戸線を避けようと、多くの車が下道に降りますので、ラッシュ時間は神戸の街中の道も大変混みます。
この阪神高速神戸線の渋滞を解消するために、神戸港をぶち抜く6車線の新しい高速道路(湾岸線)が今建設されています。
その道路が完成したら、誰が一番利益を被るでしょうか?
神戸市か、兵庫県か、国か。
神戸線の渋滞が解消したら、神戸線を避けて下道を走っていた車は神戸線を通るようになり、神戸の街中の渋滞が解消されます。
従って、最大の受益者は神戸市となり、現に湾岸線建設の費用は、多くが神戸市民の税金で賄われています。
しかし、阪神間の交通がスムーズになることによる兵庫県や国への経済効果も大きいので、国と兵庫県もそれなりに負担しています。
実は静岡県がリニアで一番利益を得ることができるかも
静岡県はリニアの途中駅がなく、建設工事で生態系に悪影響が及ぼされる可能性もあります。
リニア新幹線そのものから得られる直接的な利益は、リニア区間の建設現場の雇用が生まれることくらいです。
しかし、ここで無視してはいけないことがあります。
既存の東海道新幹線です。
現在の東海道新幹線は、のぞみ主体のダイヤです。
つまり、ほとんどの列車が静岡を通過します。
静岡には東海道新幹線の駅が7つもあるのに、ほとんどの列車は全駅に止まりません。
リニアが開通したら、どうなるのでしょうか?
これまでにのぞみを利用していた客層は、みんなリニアを使うようになります。
従って、東海道新幹線は静岡にちゃんと止まるひかりやこだまが主体のダイヤになるのです。
東海道新幹線がひかり・こだま主体のダイヤになれば、一番得をするのは、県内に7つもの新幹線駅をもつ静岡県なのです!
なので、静岡県はリニア開通による直接的な利益を被ることはできませんが、間接的な利益も含めたら、リニアが通る県では、もしかしたら一番得をする県かもしれません。
リニアが開通しても、JR側の利益は増えない
一方で、リニアが開通してもJR東海にはあまり利益はありません。
それは、リニアの利用客の多くはそれまでにのぞみを使っていた客層だと見込まれていて、リニア開通そのものによる売上高はあまり増えないからです。
たしかに航空機より競争優位となり、航空機から一部のお客さんが移ることも考えられますが、それだけではリニアへの投資は回収できません。
では、どう売上を増やすかというと、1つの可能性として空いた東海道新幹線を活用することです。
つまり、静岡を題材にした観光パッケージを販売して観光客に新幹線を使ってもらったり、静岡県で不動産を開発して首都圏や中京圏への新幹線通勤客を増やすのが一番の得策です。
ここでもまた、静岡県が一番の受益者になります。
受益者負担の原則になっていない
知っている方も多いかとは思いますが、リニアの建設費はすべてJR東海が負担します。
おそらく、政治的な駆け引きに巻き込まれたくなかったので、国を排除したのかと思います。
しかし、国もリニア開通によって、東京ー名古屋間の移動がスムーズになり、ひいては国全体へ利益が及ぶことをわかっているので、減税などでJR東海の支援をするつもりです。
それでも、JR東海にとってリニアだけでは大して利益が増えないにもかかわらず、JR東海が最大の負担者であることに変わりはありません。
そこで、間接的にかなり恩恵を被るであろう静岡県が、水問題を提起してきてJR東海にさらなる負担を求めました。
リニア開通によってそこまで利益が増えないJR東海は、リニア開通によってかなり利益を得るであろう静岡県には、そう簡単に応じることができません。
これが、JR東海がなかなか静岡県に対してしっかりした補償をできない理由なのです。
もう一度受益者負担の原則に立ち返って、民意に左右されない第三者委員会が仲裁すべき
これは決して、悪徳企業Vs正義の民衆という構図ではないということをわかりいただけたかと思います。
1つの企業主導で数兆円規模の公共事業が行われることは前代未聞です。
JR東海が素早いリニア着工のために政治の駆け引きから手を引いたのは英断です。
しかし、そのデメリットとして受益者負担の原則から外れてしまい、今回のリニア水問題が起こってしまったのではないかと僕は考えています。
静岡県側の主張が支持されている理由の一つとして、おそらく下克上に対する人間の同情心があることが言えます。
力がなく、立場が下の正義感を持った人間が、力があって立場が上の悪徳な人間や組織に立ち向かうストーリーを想像してみてください。
人気映画は、そのようなストーリーで展開されている映画も多いのではないでしょうか。
つまり、大衆にウケがよいんです。
マスコミが、このリニア水問題を無理やりその構図に当てはめれば、大衆から注目され新聞や記事がよく読まれますし、立場が下の者、つまり静岡県側も国民から同情を買いやすいです。
このようなマスコミの手法に騙されないために、私たちはもっと勉強して、情報を取捨選択できるようになって、質の良い情報を残して社会問題を考えなければなりません。
このリニア水問題については、一部の者は国に仲裁を期待しています。
しかし、国の政府もまた権力があるがゆえ、悪者のほうにされやすいです。
そこで、民意に左右されない第三者委員会を作って、受益者負担の原則に立ち戻って議論を進めるべきだと僕は思います。
本日も読んでくださいましてありがとうございました。
プリズン・ブレイクのシーズン1を見終えて
こんにちは!ミダミダです!
コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛により、時間を持て余していたところ、アマゾンプライムのプリズンブレイクを見てみました。
結論を述べさせていただきますと、映画で出てくる血や殺害、痛そうなシーンが苦手でないなら、ぜひ見ていただきたい映画でございます。
(※途中からネタバレが含まれますので、まだご覧になっていない方はご注意ください)
ずっとハラハラさせられる
無実の罪人になった兄、リンカーン・バローズを助け出すために主人公のマイケル・スコフィールドは、あえて犯罪を犯した。
そこで兄と同じ刑務所に入り、兄とともに脱獄する計画を立てる。
しかし、計画を実行しようとするたび、邪魔者が現れたり、仲間内でいざこざが起きたりなどの不都合な現象が生じたりして計画を変更せざるを得ない状況が多い。
しかし、マイケルはどんな困難な状況が起きても、あの手この手を使って乗り越えようとする。
そして、リンカーンの無実の罪に裏にある巨大な陰謀も、次々に暴かれていく…
ここまで終始様々な妨害要素が出てくるアクションものは初めてです。
僕はアクション映画やスパイ映画が好きで、映画の中でのまさにいつ失敗してもおかしくなく、見てる僕までもハラハラしてしまう状況そのものが好きです。
プリズン・ブレイクはそれらの頂点といっても過言ではありません。
アクション映画、スパイ映画が好きな方にはぜひ見てもらいたいドラマです。
トラブルが起きても、絶対に兄を助け出すといわんばかりの、マイケルの問題解決力はなかなか見ごたえがあります。
特にアクション映画ならば、運要素が大きい映画も結構あるじゃないですか?
この映画は、あまりにもトラブルが多いので運で解決されるものもありますが、多くのトラブルはマイケルの頭脳の戦略で乗り越えていきます。
それがまたいいんですよね。
とにかく、まとまった時間のある方は、一気見で。時間のない方は、ちょっとずつでいいですから、ぜひご覧になってください。
(※ここから下はネタバレを含みます。)
愛のパワーは無限だということを実感させられる映画
この映画を見て振り返ってみると、ほとんどの物事は愛によって動かされていたんだなあと感じました。
そもそもマイケルが兄を助け出そうと決心したこともそうですし、マイケルとともに脱出しようとしていた囚人たちの多くが、自分たちの家族に会いに行くためや守りに行くために脱出しようと決めていたのはかなり印象的でした。
また、マフィアや副大統領のシークレットサービスがターゲットの者を阻止したり要求をのみこませるために、あえてターゲットの家族や愛するものをよく狙ったりしていたのも、このドラマで描かれている愛のパワーがどれだけすごいのかを物語っていたと思います。
愛のパワーが悪いことに使われた例として、リンカーン・バローズがはめられたのは偶然ではなく、かつて秘密の組織に所属していた彼の父親の口封じのためだったことです。
愛のパワーは物事を良い方面に進ませることもあれば、それをずる賢く使って悪い方面に転ばせることもできる、と。
このドラマは、そいうメッセージを込めて作られたのではないかとも考えてしまいました。
好きな登場人物ランキング
1位.リンカーン・バローズ
常に他人のことを第一に考えていましたので、僕はリンカーン・バローズを1位にしました。
自らの父親と再会を果たした時、父親に怒っていた理由の多くが、彼の母親と弟がとても困っていたからというのはかなり印象的でした。
また、リンカーンが9万ドルを借金していたのは、弟のマイケルの学費にあてるためであること、そして最後にみんなでロープを伝って逃げていくときに、リンカーンが率先してロープを支えていたのも心に残りました。
2位. マイケル・スコフィールド
あそこまで頭がいい人が活躍する映画は結構好きです。
どんな壁にぶつかっても、すべて想定済みかのような取り計らいもなかなかでした。
本物の天才というのは、こいう人なんですね。
常に、あらかじめ最悪の状況を想定して行動することの大切さも伝わりました。
3位. スクレ
マイケルたちと一緒に逃げた囚人たちの中で、スクレもかなり気に入りました。
懲罰官房に入れられて彼女の誕生日に電話できなかったのも、携帯電話の件で夫婦面会の権利を奪われたのもほぼマイケルのせいといってもいいほどです。
しかし、それでもスクレはマイケルを一切恨むことなく、献身的に脱獄に協力していたのが気に入った理由です。
※番外編. T-バッグ
セオドア・バッグウエルこと、T-バッグは、凶悪犯罪者そのものだが、キャラが強烈すぎて逆に嫌いになれませんでしたね笑
僕は吹き替え版で見たので、サザエさんのアナゴさんの声優をしている岩本さんのナレーションも相乗効果を生み出して、むしろT-バッグが登場してくるのを楽しみにしていました。
字幕版を見た方々も、ぜひ吹き替え版のT-バッグもご覧になってください。
なかなか癖になりますよ!
シーズン2でも、T-バッグにはさらに様々な奇行を起こしてほしいものです!
コロナで外出できない今だからからこそ、週末はドラマを一気見してみよう!
時間をどのようにして潰したらいいかわからない方には、一気に時間をつぶせるドラマの一気見がおすすめです。
アマゾンプライムは、最初の1か月は無料体験期間が設けられていますので、外出できない今こそ無料体験だけしてみるのもありかも知れませんね!
(※補足:四月末にプリズンブレイクはシーズン5を除いて、プライム特典ではなくなりました。申し訳ございません。)
今回も最後まで読んでくださいましてありがとうございました!
投票率が50%未満だと、日本の未来がなくなる理由
皆さんこんにちは!
今回も読んでくださいましてありがとうございます!
現在の日本において、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は日に日に増え、緊急事態宣言が出されました。
しかし、完全に労働者を家でとどまらせて満員電車をはじめとした人どうしの接触を激減させないと、そう簡単には感染拡大は止まりません。
労働者すべてがテレワークをできるわけではないので、これを実現するためにはしっかりした休業補償が必要です。
諸先進国が次々と、大胆な休業補償を実行する中、なぜ日本政府はなかなか休業補償に踏み切れないのかと、疑問になっていました。
そこで、民主主義における政治家の在り方とともに、その理由を思索してみました。先に結論を述べさせていただきますと、投票率が悪いからです。
- 民主主義における為政者は、次の選挙に受かることが最大の目的
- 資金の豊富さが選挙でもモノを言わせる?
- 合法的な賄賂である政治献金
- 既得権益層
- 全ての政策には、プラスの面とマイナスの面がある
- 一般国民からの支持をとるか、献金をとるか
- 投票率が低いと、一般国民はなおざりにされやすい
- 大胆な休業補償を行えば、なぜ次の選挙に負けると与党は考えるのか
- このままでは一気にみんなが貧乏になる。
- 投票に行きましょう
民主主義における為政者は、次の選挙に受かることが最大の目的
政治家というものは、自分の権力を維持することが最大の目的です。
民主主義の政治家ならば、どうしたら次の選挙に受かることができるかを考え、独裁国家の政治家は、自分が失脚しないようにあれこれ取り図ろうとします。
国民のことを常に第一に考える聖人君子のような者も多少いますが、多くの政治家は自らの権力の獲得と維持のために政策を考えたりしています。
ある政策が国民に多大な利益を与えたとき、その政策を実行した政治家は支持されるため、選挙に受かることができますし、独裁国家ならばクーデターなどによって失脚することもありません。
つまり、国民と政治家の利害が一致することで、政権は成り立つわけです。
資金の豊富さが選挙でもモノを言わせる?
結局、国民を第一に考えて政策を実行していけば、国民からの支持も増えて政権が維持しやすいのに、なぜ今の日本政府は国民を軽視しているのかを考えていきます。
選挙に大切なものはいくつかありますが、なかでも大切なものは支持率とお金です。
いくら支持率があったところで、立候補するための選挙供託金を払ったり、選挙活動を行ったりするためのお金がなければ選挙に受かりません。
また、テレビにCMを載せることができるかどうかもお金が物を言わせます。
自分たちの政策を知ってもらうための情報宣伝にも、もちろんお金がかかります。
そのため、選挙においては支持率とともに資金力もとても重大な要素です。
合法的な賄賂である政治献金
皆さんは、政治献金というものをご存じですか?
Wikipediaによりますと、政治献金とは政治家や政党に資金を提供することであり、法律では寄付とされています。
一言で言えば、合法的な「政治買収」です。
党が献金をもらえばもらうほど、資金が豊富になりますから、選挙で有利になります。
また、献金をしてくれた人たちに有利な政策を行えば、さらに献金を受け取ることができて、次の選挙にまたつながります。
では、どいう人たちが献金をするのでしょうか?
多くは既得権益層と呼ばれる人や企業です。
既得権益層
既得権益というのは、Wikipediaによりますと、ある社会的集団が歴史的経緯により維持してる権益(権利とそれに付随する利益)のことだと書かれています。
つまり、既得権益層とは、その既得権益の受益者のことです。
わかりやすく言いますと、たとえばコロナウイルスが流行するまでは、円安ドル高でした。
円が安いと、例えば自動車産業をはじめとした輸出業者たちが海外でモノを売るとき、利益が大きくなります。
このとき、これらの輸出業者は既得権益層です。
また、海外に投資する投資家たちも、円が安いほど稼ぎが大きくなります。
このときもまた、彼らは既得権益層です。
そうすると、彼らは円高になったら困りますから、自分たちの利益の一部を政治献金として与党に寄付し、与党もまた彼らから献金を貰い続けるために、彼らにとって有利な円安政策を行い続けます。
一般に国民の中で既得権益層が占める割合は、およそ20%であるといわれています。
これから既得権益層でない国民のことを一般国民と呼ぶことにします。
全ての政策には、プラスの面とマイナスの面がある
一旦、政策の話に戻ります。ある政策を実行するかどうかが国会で議論されているとき、テレビや新聞ではその政策の良い面だけ、あるいは悪い面だけを強調して説明されることが多いです。
実際のところ、良い面と悪い面を両方説明して議論を進めなければならないのですが、現実として中立的な内容の情報よりも極端な内容の情報が売れやすいので、なかなかそう簡単には事は運ばれません。
私たちはもっと賢明にならなければなりません。
政策にプラスとマイナスの効果が生じるということは、利益を被る者と不利益を被る者がそれぞれいるということです。
従って、前者は現政権を支持し、後者は支持しません。
実は、これらの前者と後者には、既得権益層と一般国民が入る場合が多いです。
一般国民からの支持をとるか、献金をとるか
一般国民からの支持率ばかりを気にして政策を実行すると、それが既得権益層の不利益となって、献金が減って選挙でかえって不利になってしまう可能性があります。
また、献金のことばかり気にして一般国民のことをなおざりにすると、今度は支持率がとても悪くなって、いくら金があっても選挙に受かることができません。
従って、政治家が次の選挙に受かるためには、一般国民からの支持と、既得権益層からもらえる献金の多さの丁度よいバランスをとることが大切になってきます。
では、その丁度良いバランスをとれる点は何で決まるかというと、投票率です。
投票率が低いと、一般国民はなおざりにされやすい
たとえ一般国民からの支持率や好感度がいくら高くても、誰も投票に行かなかったら政治家は選挙に受かりません。
それならば、既得権益層にとって有利な政策を推し進めたほうが選挙に受かる確率が上がります。
一方で投票率が高ければ、政治家は既得権益層よりも一般国民のほうを優先します。
日本はまさに前者のほうで、去年の参議院選挙の投票率は49%に届かないくらいであったのに対し、大胆な休業補償を行う西ヨーロッパの国々の投票率は軒並み7~8割です。
ヨーロッパの先進的な政策を見て、ヨーロッパの政治家は有能で日本の政治家は無能であると話す人が多いです。
しかし、どちらの政治家も次の選挙にも受かることを最大の目標にしています。
投票率ゆえ、日本の政治家は既得権益から献金を得るための、ヨーロッパの政治家は一般国民からの支持を得るための政策を練ります。
これは決して日本の政治家が無能でも性格が悪いのでもなく、投票率の悪い日本で選挙に勝つためにはそうするしかないのです。
言い換えれば、これは日本の政治家の責任ではなく、選挙に行かない日本国民の責任であるとも言えます。
大胆な休業補償を行えば、なぜ次の選挙に負けると与党は考えるのか
多くの国民は長期休暇と給付型の休業補償を求めています。それを実現したら支持率爆上がりに違いありません。
しかし、損をする者もいます。
企業です。
従業員が休めば、仕事が進まないわけですから、業績が悪くなって株価が下がります。
すると、それらの企業から献金を受けられなくなります。
休業補償を行い、一般国民からの支持が増えることによる次の選挙に受かる確率の上昇分より、企業からの支持を失って献金を貰えなくなることによる次の選挙に落ちる確率の上昇分が大きいと与党は考えているでしょう。
これは、コロナウイルスの流行初期において安倍政権がなかなか中国からの入国制限に踏み出せなかったことについても説明できます。
中国からの入国制限をすれば、国民からの支持は増えても観光業からの支持はなくなります。
国民からの支持の増加量より、観光業からの支持の減少量のほうが、次の選挙に与える影響が大きいと安倍政権は考えたと思います。
しかし、中国からの入国制限を実施しなかったがゆえに、インバウンドどころか、国内観光の需要も冷え込んでしまったのはなんとも皮肉です。
このように、既得権益層の利益を優先したら、長期的に見ればかえってみんなが不利益を被ってしまうのはよくあることです。
これもおそらく投票率が高ければ、また状況は変わっていただろうと思う次第でございます。
このままでは一気にみんなが貧乏になる。
このまま低投票率で一般国民より既得権益層のほうが優先されっぱなしになると、なんぼ一般国民の利益が減っても既得権益層の利益さえ守れば政治家は選挙にうかることができますから、我々一般国民の懐にあるお金がだんだんと吸い取られ、既得権益層のものになります。
そうするとさらに景気が悪くなり、最終的にはみんなが損をします。
そして国家存亡の危機に陥る可能性さえあります。
投票に行きましょう
日本の投票率が上がれば、政府もまた既得権益層より一般国民を優先するようになります。
富裕層が潤うことよりも、中間層が潤ったほうがはるかに景気は良くなります。
みなさんぜひ投票に行って、日本がより良い国になることを目指しましょう。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
政治や投票にまた興味があればこちらの書籍もどうぞ。
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家族関係がストレスならば、外交を学ぶべし
みなさん、こんにちは!ミダミダです!
とても外出日和な天気が続いていて、たくさん遊びたくなってきますが、緊急事態宣言が出ていますので家にいるしかないという悲しい状況に陥っています。みなさんも同じ状況ではないでしょうか。今回は家族との人間関係によるストレスについて思索してみました。
- コロナのやつめ!
- まずは我慢せず、きちんと話合うことからスタート
- 外交と人間関係の構築は、根本的に同じ
- 家族との関係も外交と考え、自ら行動する
- 人間関係の本質をもっと知りたければ、外交史を学びましょう
コロナのやつめ!
本日(2020年4月9日記)は、新型コロナウイルス感染症拡大の防止のため、非常事態宣言が出されたばかりで、学生さんをはじめとした多くの人が家で過ごしていることだろうと思います。
新型コロナウイルス感染症についてはまた別の記事に書いてみようと思いますが、終息に至るまでには年単位の時間が必要と思われます。
空いた時間の使い方がわからない方は、☟の記事もどうぞ!
もしかしたら、家庭内で常にギスギスした空気が流れているところも増えているかもしれません。
ギスギスした空気感を取り除くにはどうしたらいいのか?
先に結論を述べさせていただきますと、人間関係は外交から学べです。
ロックダウンがなされた欧州で、家庭内暴力の件数がかなり増えているというニュースを耳にした人も多いかもしれません。
パリでは、外出制限が始まってから一週間でDV被害が30%以上増加しました。
実際、暴力まではいかなくても、かなり多くの人がずっと家にいなければならないことや、この状況の終わりが見えないこと、そして家族をはじめとした同居人とのすれ違いに対してストレスを抱え込んでいることでしょう。
これは決して対岸の火事ではなく、現に緊急事態宣言が出された日本でも同じような状況が起きると予想されます。
まずは我慢せず、きちんと話合うことからスタート
見通しがつかない状況に陥った時、人間は誰しも希望を抱きたい生き物です。
外出自粛をしなければならない状況も、すぐに終わるだろうと考えておきたい人も多いと思います。
ここに、家族とのトラブルの元になる罠があります。
見通しのつかないことがすぐに終わるだろうと考えると、家庭において自分にストレスになる状況が起きても、特にそれを変えずにいったん我慢しようと考える人は多いと思います。
例えば、世のお母さんは家事が忙しくなったり、反抗期チックな学生さんも親との喧嘩がさらに増えたりです。
しかし、今回ばかりは長期戦を覚悟しなければなりません。
コロナが終わらない限り、家庭における自分が不利な状況を変えずにいると、その状況はずっと続きます。
そうするとストレスがたまり、家族関係がさらにぎくしゃくしてしまいます。
従って、ストレスが生じたとき、我慢せずにすぐに家族の構成員みんなに伝えましょう。
大事なのは、怒らずに、落ち着いて話し合いましょう。
このコロナのせいで、みんな多少なりともストレスを抱え込んでいます。
ストレスを抱えている人が怒られると、反発しますから、家族に怒鳴ることは自分の首を絞めるようなものです。
できるだけ、「あ、これをされるとストレスになる」と考えたら、すぐに落ち着いて伝えましょう。
そして、言われた側の人も、それに対して反発せず、意見を尊重しましょう。
外交と人間関係の構築は、根本的に同じ
外交と聞いて、何を思い浮かべますか?
通訳とSP、国のリーダーたちの緊迫した表情と握手、フォーマルすぎる会合など、様々なものがあります。
ここで、いったい何のために外交は行われるのか?
それは自国の財産を守るためです。
そのために国同士で利害関係の調整を行い、互いの利益を最大化するのです。
実は、戦争も外交手段の一つです。
今の国連のような国同士が話し合う場がなかった時代は、多くの外交問題は戦争によって解決されていました。
これは人間関係でいう、喧嘩ですね。
しかし、第二次世界大戦後に国連が設置され、多くの外交問題は国連を通じて、話し合われるようになりました。
国連は、人間関係で言えば、誰かが喧嘩しそうになったらそれを仲介してくれる第三者のようなものです。
従って、第二次世界大戦以降、75年間世界大戦並みの戦争が起きていない一つの要因に、国連という話し合いの場が設置されたというのがあります(もちろん核兵器による相互確証破壊などのような要因もありますが)。
つまり、何が言いたいかというと、きちんと話し合いをすれば戦争が減ったのと同じように、人間関係のいざこざも軽減できるということです。
お互いの意見をきちんと、遠慮なく伝え、お互いの意見を尊重し、妥協点を見つける。そこでまた何か問題が起きれば再び話し合う。
外交でも、人間関係の構築でも、この繰り返しが大切です。
我慢したら戦争や喧嘩になります。
家族との関係も外交と考え、自ら行動する
家族と利害関係を調節すると言ったら、家族同士なのにそんな損得勘定で動いていいのかといわれそうです。
しかし、いくら家族関係とはいえ、他人であることには変わりはありません。
阿吽の呼吸なんかは幻想です。
そんな考え方捨ててください。
全ての夫婦は元々赤の他人でみんな出自も違いますし、価値観も違って当たり前です。
子どもも、性格がお父さんにもお母さんにも似ていないケースも多いのではないでしょうか。
世間の親御さんは自分の子どもの考えていることをわかっているつもりの人も多くいらっしゃるかもしれませんが、実際多くの場合はずれがあり、そこで親子間のすれ違いが生じたりします。
実際に話してみないと、いくら家族とは言え、価値観はわかりません。
従って、家庭で自分にとってストレスとなる状況が生じても、それを我慢したり、わかってくれるはずだと考えてはいけません。
自分が行動しないと、いつまでたっても改善しません。きちんと話し合いましょう。
人間関係の本質をもっと知りたければ、外交史を学びましょう
人間関係と外交の本質は同じです。外交の本質を知れば、人間関係の本質も知ることができます。したがって、外交史を学べば、人間関係の本質も知ることができます。
価格:1,980円 |
最後に、家族としっかりした人間関係を構築して、コロナを乗り越えていきましょう。
最後まで読んでくださってありがとうございました。